日本国内外の先端事例や生活者トレンドをSEEDATA独自の視点で分析し、ブログ形式で配信しています。News

#026 プロ女子

¥220,000 (税込)

女性キャリアのこれから ~プロ女子の分析を中心に~

手に職をつける、という言葉はもはや慣用表現として完全に定着した日本語だが、特に最近の新卒就職活動においては「手を動かせないと仕方ない」などという表現がよく使われる。「頭を使って考えるだけでなく、アイデアを実行に移すために、実制作を行える能力などを含めた実現力が必要だ」という意味だ。なかでも、ITが業務に浸透した昨今では、情報技術に親しいことは大きなアドバンテージとなる。 「プロ女子」は、プログラミング言語習得、資格取得など、なんらかのスキルを得てエキスパートを目指す女性を示すトライブだ。流行のように突如出現したトライブではないものの、上記のような時代背景に加え、女性の社会における活躍が叫ばれる中で、存在感を増しているといえる。 資格の世界、あるいは専門職プロフェッショナルの世界は、多くの社会人が関心を持つトピックの一つだ。その中核をなしつつあるこの「プロ女子」トライブの研究は、広く現代社会人を分析するよい手がかりとなるはずだ。デジタルデバイス1つで仕事から娯楽まで1日の生活が完結できる技術的な背景に加え、COVID19の感染拡大によってリモートワークが推奨されている昨今の社会背景では本レポートの有効性は一層高まっているといえる。インターネットを活用しているHR業界や教育業界の事業者にとって示唆の多いレポートになっている。