#010 エコエンターテイナー

¥220,000 (税込)

エコ消費の今後 〜エコエンターテイナーの分析を中心に〜

「環境にいいことをしよう」という意識は、すでにほとんど日本人の共通認識になった。 20代以下の世代は学校でリサイクルという言葉を習っているし、エコカー減税など、環境に配慮することが特に求められる政策もエコへの意識を高めた。しかしこれらはすべて、「地球には優しくあるべきだ」「環境に優しいことは自分にも得になる」という理性に基づく行動だ。 エコ・エンターテイナーは違う。大都市圏に住む高所得者を中心に見られるこのトライブは、環境への配慮を感性で行う。実利だけでなく、エコであることがカッコいい、クールだ、という感覚でエコフレンドリーな生活を送る。環境保護にデザインやエンタメ性を見出しているのだ。そんな彼らが選ぶのは、エコカーやスマート住宅、機能と環境性能を併せ持つデザイン家電など、高価だがこだわりを示せるものばかりだ。 消費行動のトリガーは、理性よりも感性であることが多い。彼らの感性を探り、その消費性向を理解することが、勃興しつつあるスマート市場、SDGs経営を制するカギになるかもしれない。具体的には、家電業界、自動車業界はもちろん、レジ袋削減に紐づいたエコバッグなどの日用品の商品開発へ示唆を与えるだろう。