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#058 クラウドキャピタリスト

¥220,000 (税込)

投資体験をめぐるデザインの未来 〜クラウドキャピタリストの分析から読み解く〜

2008年に融資型クラウドファンディング「maneo」が日本に上陸して以来、購入型クラウドファンディングの「makuake」や「ready for」、寄付型クラウドファンディング「JAPAN GIVING」など、様々な形式のクラウドファンディングが日本に定着したと言っても過言ではないだろう。  そんな中、2017年に日本で初めての株式投資型クラウドファンディングが登場した。株式投資型クラウドファンディングとは、未上場の中小・ベンチャー企業が自社の資金調達のために、クラウド上の投資家から資金を集め、その対価として株式やSO (Stock・Option)を発行するというものだ。本リサーチでは、株式投資型クラウドファンディングを活用している生活者(投資家)を「クラウドキャピタリスト」と名付けた。 株式投資型クラウドファンディングの登場により、これまで未上場企業の株を購入する権利は、ごく一部のエンジェル投資家やVC(ベンチャー・キャピタル)に限られていたが、個人投資家にもその権利が普及した。近い未来、未上場企業へ一般人から投資家まで誰でも投資ができるようになるとすれば、投資における価値観に更なる変化が生まれるのではないだろうか。 そこで、株式投資型クラウドファンディングの中でも国内初のサービスである「FUNDINNO」を活用しているクラウドキャピタリストにインタビューし、今後の投資行動や投資における価値観変化を調査した。このリサーチから、金融サービスの未来の兆しが明らかとなり、企業が今後少額で投資をする個人投資先にアプローチするうえでのヒントも見つかるのではないだろうか。