日本国内外の先端事例や生活者トレンドをSEEDATA独自の視点で分析し、ブログ形式で配信しています。News

#033 ちょい足し族 v1

¥220,000 (税込)

カスタムフードのこれから ~ちょい足し族の分析を中心に~

2015年末、「10分どん兵衛」が大きな話題になった。カップうどん「どん兵衛」にお湯を入れて10分待つと美味しくなる、という、消費者が考案した新しい食べ方である。このムーブメントは、考案者である芸人とどん兵衛の開発者が日清の公式ウェブサイトで対談するに至るほどの盛り上がりをみせた。 こうした事例を筆頭に、近年、分野を問わず、メーカー側が想定していない使用法を生活者が発明し、それをメーカー側も取り入れることが当たり前となってきた。特に食においては、個々人のこだわりや、マニュアルから外れた美味しい食べ方などが世の中に数多く存在する。 SNSなどのインターネットメディアを通して、提供者の想定する使いかた、消費のされかたにプラスアルファを付け加える生活者がますます見える化されている。今後、BtoCの商品・サービスにおいて、消費者に最後の選択肢を委ね、パーソナライズ化を可能とすることの需要は高まる一方であると言える。そこでまずは食品産業においての「ちょい足し族」にフォーカスして調査を行うことから、企業と生活者のコラボレーションのヒントをまとめた。 また、「ちょい足し族 V.2」では、消費者が商品をパーソナライズ化する過程を可視化することで、それを消費者に促す仕組みなどについて追加で調査をした。