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#037 SFC report

¥220,000 (税込)

未来からの留学生の現在 〜現在のSFC生はどんな世界を見ているのか〜

イノベーションがバズワードとなった現在、さまざまな企業が、いままでにない革新を生み出す新しい切り口を取り入れるため、先進的な技術や知識を取り入れている。最近のこのトレンドより先行して、神奈川の田舎で常に最先端を突き進んできた大学がある。それが、1990年に設立された慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下SFC)だ。設立当時「未来からの留学生」のコンセプトでインターネットをいち早く導入し、先進的な取り組みを続けてきたこのキャンパスも今年(2016年)で26年目を迎えている。多様性の高い授業のカリキュラムと実践的な校風は、今も昔も変わらない。SFCは設立当時、その先進性と有名大学の新設学部という観点から、就職市場において高い期待値を持っていた。その後、企業への定着度の低さなどから人気が停滞した歴史がある。しかし今、その先進的な研究分野を企業が求めるようになったこともあり、再度注目を集めているという。 今回は、未来からの留学生を育ててきたSFCの今に着目。”異端”と称され続けたSFCはいま、どこに向かっていくのか。なぜSFCがおもしろいのか。本レポートでは、SFCの学生、そしてそれを生み出す構造に注目し、このキャンパスが持っているユニークポイントを探る。