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#020 多忙族

¥220,000 (税込)

時間効率化消費のこれから~多忙族トライブの分析を中心に~

バブル期にエナジードリンクのキャッチコピーとして一世を風靡した「24時間戦えますか」に象徴されるように、日本人は世界でも類を見ないハードワーカーだ。働き方改革によって残業時間や労働環境は徐々に改善されているものの、私生活と仕事とのバランスをとることが未だ難しい。さらにコロナウイルスの影響でリモートワークが進展し、仕事が時間と場所を選ばないようになったこともまた、一部の労働者に対してハードワークの傾向を強化している。その極致が、一日のほとんどの時間をビジネスパーソンとして過ごすこの「多忙族」である。 彼らのスケジュールは、仕事かそれに関連する移動や会食で埋まっていて、常に忙しそうにしている。そのスケジュールをしっかりと履行することが生きがいであり喜びになっている人すらいる。そのために、睡眠・食事・身だしなみ・余暇にいたるまで、その多忙さに対応したサービスやプロダクトを求めている。彼らはその激務のゆえに、自分に投資する資金は豊富に持っており、生活をより最適化するためにお金を払う先を探しているのだ。彼らが今求めているものはなんなのか、新たなビジネス展開のカギとなるインサイトを炙り出す。