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#034 オンラインフリマー

¥220,000 (税込)

プロダクト消費のこれから 〜オンラインフリマーの分析から読み解く〜

スマートフォンの普及が進む昨今、メルカリやラクマなどスマホで商品を撮影して簡単に出品ができる「フリマアプリ」の利用者が拡大している。出品されているものは家電製品や服などの需要が想定できるものから、トイレットペーパーの芯や食品用ラップフィルムの芯のような一見、利用シーンが見えないものまで、様々なものが出品されている。そのような何でも売ることが出来るフリマアプリの存在を認識したうえで、一回きりの利用のためにフリマで購入し即売却するような人や、似合わないというリスクを避けるためにフリマで頻繁に消費活動を行う人々が現れた。そのような売却を前提として消費活動を行うトライブを「オンラインフリマ―」である。 これまでは一方的な買い手で合った生活者が「フリマアプリ」の登場で売り手にもなっていく。COVID-19で家庭内の生活品により目が向けられるようになり、フリマ利用が活発化してきた世の中で生活者の消費活動の捉え方の変化、ひいてはC2Cサービスの設計にまで影響する新たな示唆が得られるだろう。