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グループインタビューのメリット・デメリット

ビジネスでよく用いられる質的調査方法の一つとして、グループインタビュー(フォーカスグループインタビュー)があります。

グループインタビューは、調査対象者(インフォーマント)を複数名(6-12名程度)集め、司会者がテーマについて質問をする形式で行われます。

今回はこのグループインタビューのメリットとデメリットについてお話します。

グループインタビューのメリット

グループインタビューの特徴は、グループ形式であるがゆえに参加者同士の相互作用が発生するという点が最大の特徴です。

グループインタビューの特筆すべきメリットとして挙げられるのが、グループ内で意見の共有が発生することです。インフォーマント同士の相互作用があることで、グループ内で意見の共有が生まれ、意見が共有されることで、インフォーマントはその共有意見を元に別の意見を出しやすくなります。

それだけでなく、意見の共有の結果、多くの対象者が共感する意見も生まれる可能性もあります。

また、グループインタビューは、一度に何人もの対象者の意見を集めるため、比較的に迅速、簡単かつ安価で実施することができる点も、大きなメリットといえます。

グループインタビューのデメリット

次に、グループインタビューのデメリットについてです。

グループインタビューのデメリットは、グループを対象とした調査手法であるため、インフォーマント一人ひとりの価値観を深掘ることが難しくなる点です。

このことは、とりわけ学術界隈において、調査結果が表層的で薄いものと評価されかねません。

また、グループ形式であるがゆえに、他の対象者の反応が気になってしまって自由に発言できなくなってしまうというデメリットもあります。

MROCと同様に、インフォーマントのなかで発言権の収奪が起き、調査の進行をインフォーマント自身がグリップすることにも繋がります。

この場合、もしも調査の主旨やコンセプトから外れた議論が始まってしまうと、修正が容易でなくなることを意味します。

また、同様の形式をとるMROCと比較すると、グループインタビューはオフラインを基本とするため、インフォーマントの対象となる人が限定的になったり、プライベートな情報を取り上げにくいといったデメリットも持ちます。

グループインタビューの有用性

以上のことから、グループインタビューは、複数のインフォーマントが持つ考えや価値観を手早く調査する点において、有用性が高いといえます。

さらに、タイプの違うインフォーマントを集めて実施し、その中で共有されている価値観を捉えることにも適しています。

また、グループインタビューは、インフォーマントおよびインフォーマント同士から自由化つ活発な発言を得られるため、調査初期段階における仮説がまだ未完成の状態において、仮説の構築に貢献できるともいえるでしょう。

グループインタビューで構築した初期段階の仮説を元に、デプスインタビューなど仮説をより深く検証する段階に移行することが望まれます。

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