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バンライファー

移動の快適さのために車で移動をして
世界を旅してまわる生活者たち

KeyWords
  • 働き方の変化
関連業界
  • 旅行
国・地域
  • 中国

概要:「バンライファー」とは?

フリーランスなど固定された場所で働く必要のない方法で仕事をし、移動の利便性を追求した結果、車での移動と車中泊を繰り返しながら仕事をして暮らす人々を「バンライファー」と名付けた。彼らは中国社会における2つの大きな変化により誕生した。一つは働き方の自由化である。中国では欧米や日本よりも働き方が固定的だったが、今現在リモートワークをはじめとしたフレキシブルな働き方が導入されつつある。そしてもう一つは移動時間のあり方の変化である。中国では移動手段を選択する際に、快適な時間が過ごせるかどうかを重視する動きが見られている。その中で自動車の快適さが再評価されている。バンライファーは自動車での移動にプライベートな移動空間であるという価値を見出し、電車やバス、飛行機などの公共交通機関による移動における、居心地の悪さやインターネット使えないなどのあらゆるデメリットを自動車で移動することにより克服しようとしている。

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SEEDERアナリストのコメント

藤井 陽平 取締役

今回は中国における働き方の変化と移動の変化というふたつの全く異なる変化をもとに、バンライファ―という新しい暮らし方を送る人々を調べてみました。中国では今現在、新型肺炎の影響で働き方が刻々と変化しつつあるため、中国事情に注目するならば、働き方の変化の今後の動向を見守る必要があるかと思います。また移動においても、時間の早さだけではなく、移動時間の質に着目する変化が少しずつ生じています。この変化は旅行分野などで日本とも大きくかかわりがあるため、今後も注視したいところです。

バンライファ―は今は欧米や日本などのほうが中国よりも多く見られるのですが、近い将来中国でもバンライフが流行する日が訪れるではないでしょうか。

このトライブについて実際に現地の生活者に話を聞いてみたい、あるいは関連した動向についてもう少し知りたいなどがありましたら、お気軽にSEEDATAまでご相談下さい。

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