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Tipsy Drinker

低度数アルコールを通して、ストレス発散、気分の整えを実現している中国の若者生活者

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概要:「Tipsy Drinker」とは?

お酒文化の強い中国において、アルコールは飲み物よりも社交ツールとして捉え、接待や宴会など社会ステータスを象徴するものであり、中でも特にアルコール度数の高い「白酒(中国発祥の蒸留酒)」が好まれている。また、お酒の飲用者は30代後半から50代後半までの中年男性が多い一方、従来のビジネス社交に抵抗感の高い若者には酒文化に興味関心度が低下していると言われている。しかし、若者はお酒は飲まないのではなく、彼らは自分たちの独自な酒文化を生み出しており、我々はこの人たちを「Tipsy drinker」と呼んでいる。彼らにとってお酒は宴会や招待でのビジネス社交のために飲むではなく、自宅でひとり、または公園で少人数の友達と一緒にストレス発散、気分のリフレッシュ、情緒の整えのための飲み物として捉えている。お酒の中身も白酒のほかに、ウィスキーやブランデーとお茶、アイス、乳酸菌飲料などと自由に組み合わせてまるでお酒はコーヒーのように気軽に作り、クリエイティブ性を求めている。

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SEEDERアナリストのコメント

本トライブ分析を通して、酒文化の長い中国において年齢層により、お酒の選び方と飲み方の違いが明らかになっています。若者は酒離れと言われつつでも、実はお酒の楽しみ方が異なっていたのです。山崎や響などの地酒ウイスキーが中国若者の間に大変人気で、日本でも売り切れになっていたこともありました。よりTipsy Drinkerを知りたい方、またはTipsy Drinkerを通して中国のZ世代を知りたい方はお気軽に連絡ください。

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