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SubsCurious Seeker

サブスクリプションサービスを通じて
新しいモノと出会い、趣味嗜好を拡大させる人々

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  • サブスクリプション
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概要:SubsCurious Seeker とは?

欧米を中心に拡大し、近年は日本でも様々な業種・分野で普及してきている新しいサービス形態、サブスクリプション。元来サブスクリプションサービスは、新聞や雑誌、また水や乳製品など、ある商品・サービスを定期的に利用する消費者が、一定期間の定額制でその商品・サービスをお得に利用するために誕生した。つまり、このサービス形態は、利便性・経済性の点において需要・供給され、拡大してきた。2019年には「サブスクリプション」が流行語大賞にノミネートされるなど認知度が高まる中、新型コロナウイルスの流行により増加した自宅での時間が、映画などのコンテンツ系を中心にサブスクリプションサービスの急速な普及を導いた。そして、手頃な定額の範囲内で色々なモノを試すことができる利点から、サブスクリプションサービスを通じて、精通していない新しい分野の商品・サービスの利用を開始する人々が登場した。そこで、今回は彼らを「SubsCurious Seeker」と名付け、調査した。彼らは、サブスクリプションサービスの目的を、新しいモノと出会い、自身の興味や価値観を拡大させる機会であるとして、活用している。そんな好奇心旺盛な彼らの動向を調査することで、これからサブスクリプションという新しい利用形式で普及・流行する商品・サービス分野のヒントが得られるだろう。

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SEEDERアナリストのコメント

SEEDER

今回は、近年普及が進んでおりさらに拡大し続けることが予想されるサブスクリプション形態のサービスの市場において、その経済性・利便性のみならず、新しいものを積極的に取り入れる娯楽性のためにサブスクリプションの商品・サービスを利用する消費者を、SubsCurious Seeker と名づけ、調査しました。これからサブスクで成長する市場分野は、それらの点よりむしろ、消費者の新しい趣味嗜好を創出する娯楽性の点での需要が高まっている分野であると予測できます。(例えば、香水のサブスクは、なぜ外出が非推奨でマスク着用が必須の、すなわち香水の意味が無いコロナ社会において成長したのか?香水は、他者と会う際の身だしなみの香りとしての機能から、より自己的なものとして消費されるように変化してきているのか?だから、自分の気分に合わせて様々な香りを楽しむために、色々な香水を試したいというニーズが高まってきているのか?…というふうに。)
このような分析は、サブスクでどのような新しい商品を提供し始めるべきかだけでなく、サブスク市場外でも、消費者が新奇性・娯楽性を求めているモノを想定し、それに合わせたモノを開発するのに役立つでしょう。

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