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スキン・ポジティブ

肌のコンプレックスを隠すのではなく、
自分のアイデンティティとして誇るアメリカの若い生活者たち

KeyWords
  • コンプレックス
  • ボディポジティブ
  • 多様性
関連業界
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  • 美容医療
国・地域
  • 日本
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概要:スキンポジティブとは?

これまでニキビやアザ、そばかすなど肌のコンプレックスとしてとして捉えられてきものを、恥ずかしいと隠すのではなく、自分のアイデンティティの一部として前向きに捉えるトライブを「スキン・ポジティブ」とした。

例えば、欧米の若者の間では従来のように肌色のニキビパッチで目立たないようにニキビを隠すよりも、可愛いニキビパッチシールでデコることでニキビを楽しむことが流行っており、中には、ニキビがたくさんできた自分の顔を「ピザフェイス」と称してインスタに投稿するインスタグラマーもいる。ここ数年欧米で普及しているボディポジティブという外見・体型の多様化の流れは、肌へも広がっており、肌の多様性を認めようとする動きがでてきている。

自分のありのままの肌を愛し、多様な肌の美しさを広めようとするこのトライブに注目することで「未来の女性の美容と健康の価値観」に対する示唆を得る。

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SEEDERアナリストのコメント

藤井 陽平 取締役

今回は美しさの定義の変化というテーマの中で、肌のコンプレックスを自分のアイデンティティの一部と捉え、ポジティブに他者に発信する欧米の若者を調べてみました。彼女たちは、これまでの外見上の美しさの多様化の流れを受け、これまでネガティブに捉えていたニキビや傷、そばかすなどのある肌を「ありのままの自分で美しい」「肌の美しさも様々である」と考え、美しい肌の概念を変えようとしてる。彼女たちを調べることで、欧米や日本での、今後の商品開発やプロモーションへの示唆を得ることができるでしょう。

このトライブについて実際に現地の生活者に話を聞いてみたい、あるいは関連した動向についてもう少し知りたいなどがありましたら、お気軽にSEEDATAまでご相談下さい。

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