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SFC Report

次々とイノベーターを世の中に輩出する
慶応湘南藤沢キャンパスの調査

KeyWords
  • 多様性
  • 学生
  • 調査済み・レポート有り
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国・地域
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概要:SFC Report

イノベーションがバズワードとなった現在、さまざまな企業がいままでにない革新を生み出す新しい切り口を取り入れるため、先進的な技術や知識を取り入れている。最近のこのトレンドより先行して、神奈川の田舎で常に最先端を突き進んできた大学がある。それが、1990年に設立された慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下SFC)だ。設立当時「未来からの留学生」のコンセプトでインターネットをいち早く導入し、先進的な取り組みを続けてきたこのキャンパスも今年(2016年)で26年目を迎えている。多様性の高い授業のカリキュラムと実践的な校風は、今も昔も変わらない。SFCは設立当時、その先進性と有名大学の新設学部という観点から、就職市場において高い期待値を持っていた。その後、企業への定着度の低さなどから人気が停滞した歴史がある。しかし今、その先進的な研究分野を企業が求めるようになったこともあり、再度注目を集めているという。
今回は、未来からの留学生を育ててきたSFCの今に着目。”異端”と称され続けたSFCはいま、どこに向かっていくのか。なぜSFCがおもしろいのか。本レポートではSFCの学生、そしてそれを生み出す構造に注目し、このキャンパスが持っている未来の教育に向けたユニークポイントを探る。

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SEEDERアナリストのコメント

梅澤 健二郎 アナリスト

本レポートでは、未来からの留学生と謳われ、ビジネスやデザイン・アートなどあらゆる領域の第一線で活躍する卒業生を多く輩出しているSFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)の生徒の実態を調査し、彼らのどういった過ごし方や考え方が、独自のコミュニティやキャリアの形成に寄与しているのかを明らかにしました。時には専攻を自由に変えながら常に自分の興味がある内容でトライ&エラーを繰り替えすことができる研究会の履修システムや、文理や学年に囚われないシラバス、また、専攻の異なる生徒同士や現役生と卒業生が交流できるコミュニティが複数存在していることなど、自分に必要だと思った学習環境を自ら作る学生たちを知ることで、柔軟で主体性を持った組織づくりなどの知見を得ることができるかと思いますので、ぜひご一読くださいませ。

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