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Recurrent Planner

就労と学び直しを繰り返すことを前提として
ライフプランを設計する生活者たち

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概要:Recurrent Plannerとは?

近年の日本の雇用体系は終身雇用制からジョブ型雇用へと変化しつつある。そんな中、30-40代で一度退職し、再び大学などの教育機関に入り、学び直しを行う生活者が登場している。従業員の学び直しを支援する企業が登場したり、また、AIに仕事を奪われたり、新しい技術を身につけた若い世代に追い越されないようにしようという動きもあることから、学び直しを求める人が増えている。その中で、学び直しの実践方法として、退職後や就労中に学び直すのではなく、教育と就労を繰り返すことによって、知識やスキルをアップデートしたいと考えているのだ。そこで、今回は彼らを「Recurrent Planner」を名付け、調査した。これまでは学びと労働は人生の一つのサイクルとして成り立っていたが、そのサイクルを数年かけて繰り返し、生涯学習を行うことを目標にライフスタイルを設計している。そのため、彼らのような価値観を持った人が増えることによって、学び直しを支援するプランナーが求められたり、学び直しを行うことを前提として貯蓄や早期に子育てや家の購入などを行う人が増えるかもしれない。Recurrent Planner を調査することによって、キャリア形成だけでなく、ライフスタイルや資金運用における新しいアイデアが見つかるかもしれない。

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SEEDERアナリストのコメント

小川紗季 アナリスト

今回は学び直しを繰り返すことを前提とした人生設計を行う「Recurrent Planner」について調査しました。彼らは専門知識やスキルを複数習得したいと考えており、就労と学びのサイクルを何度も繰り返すライフプランを設計しています。彼らは副業や現職におけるスキルアップを目的とした学び直しではなく、知識の獲得や全く新しいキャリア形成を行うことを目的とした学び直しをしたいという価値観を持っています。彼らのような考え方が広まることによって、計画的な資産運用や、早期の結婚・出産など経済的負担や精神的負担を短期で終わらせるような生活を送る人が増えるかもしれません。

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