Food as Medicine
栄養摂取のタイミングや方法を工夫することで「抗ウイルス効果」を食事から得ることを求める生活者たち
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概要:Food as medicineとは?
これまでの食に対する価値観は、健康志向、環境配慮、動物愛護、宗教等などの様々な要因によって形成されてきた。美味しいからという理由もあれば、身体に良い、落ち着く、信仰心を仰ぐなど食べ物に求めるものは様々だ。食は元々は栄養摂取のための行為であり、栄養摂取は生命活動を維持するためにある。栄養摂取を心がけるシーンは食事の時、体調変化が起こった時、日常的なスキマ時間等様々だ。近日、コロナ拡散の影響で、これまで以上に食物の免疫効果に着目する人々が増えた。その上、免疫効果を享受できるタイミングで食事をする人々や、自身に必要な栄養素をプロに処方してもらう人々が増えた。これらの人々はまるで、効能効果が出るタイミングで服薬するように食事することから、Food as medicineと定義した。つまり、「食=薬」とし、食にこだわることで抗ウイルス効果を感じたい人々である。彼らは食事療法の実践や、免疫効果が高いタイミングの食によって、抗ウイルス効果を感じていると考えられる。彼らが持つ価値観が広がれば、これまで以上に、食の選択肢に免疫効果が濃く関わってくると考えられる。よって、彼らの調査によって今後の食体験の新たな提供価値を見出すことが出来るのではないだろうか。
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SEEDERアナリストのコメント
2020年、コロナウイルスの暴露により、生活習慣や健康への価値観等、様々な変化が起こっています。具体的には、リモート勤務やイエナカ商品の流行、自身の体の免疫力向上等が挙げられます。今後はリモート勤務の普及により、家でどう過ごすかが重要になり、それにつれて食事のコントロール、ないしは栄養のコントロールへの注目がより一層高まるでしょう。こうした変化の中で、ただ単に健康や免疫力を意識した食事よりも、よりコロナウイルスに対抗出来る食事が求められていくと思われます。この欲求はバランス良く栄養を摂取する、等の食事内容にとどまらず、より機能面を最大限に発揮できる食事のタイミングや、成分へのこだわりを加速させていくでしょう。