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Beauty Performer

シーンに合わせてヘアケアや目元の映りまで意識し、個性を強めるための美のあり方を追求する中国の女性生活者

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  • コスメ
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概要:Beauty Performerとは?

中国では従来、化粧する習慣が女性たちに定着しておらず、メイクアップするよりも、飾りのない自然な美しさを追求するのが90年代までの主流だった。しかし、その美の考え方はZ世代の中に大きく変化している。2000年に入ってから越境ECの発展、海外情報にアクセスしやすくなったゆえ、女性の美意識が年々高まりつつあり、化粧品の利用者数が急増している。この流れの中、美は「日系」や「韓流」、「欧米風」など、決められた美の見本に近づくための化粧行動に限らず、ヘアスタイル、目元の映り方など細かい要素を含めた個性表現として捉える若い女性が登場し、我々は彼女たちを「Beauty Performer」として名付けている。彼女たちはファンデーションやリップといった基礎化粧品よりも、アイシャドーやハイライト、さらにヘアケアやコンタクトなど、他人と区別ができたり、自分の気分によって気軽に雰囲気を変えたりすることができるカスタマイズ性の高い美容商品に関心度を持っている。

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SEEDERアナリストのコメント

高 澍 アナリスト

中国の今は「女性」がアツい。女性が主体とした消費「她经济」の急増だけではなく、映画、ドラマ、リアリティショーなど女性を主役とした作品は社会話題にもなり、「女性消費」は見逃してはいけない存在になっている。今回は95年後生まれの女性たちを焦点を当て、中国伝統的な美に縛られず、日本や韓国、欧米を含めた美の情報を自分で解釈した上に、美は自分の個性表現の手段として考える先進的な美の実践者を取り上げてみました。中国の地域が広く、文化も考えも異なり、美に関する考え方や消費行動を一概には言いにくいのですが、今回のトライブを通じて、1級や新1級都市に暮らす20代の女性たちにとって美のあり方とは何かを解析するために調査する価値はあるのではないでしょうか。

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