日本国内外の先端事例や生活者トレンドをSEEDATA独自の視点で分析し、ブログ形式で配信しています。News

Anti-Documentary

学びのある知的な活動ではなく、
何も考えずに過ごせる無駄な時間を有意義だと考える人たち

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概要:Anti-Documentaryとは?

スマホやタブレットで、動画コンテンツを見るなら、少しでも有意義な情報を得られるようなものを見ようということで、Netflixのドキュメンタリーや、教養が高まるようなYoutubeビデオを見たりする知的な娯楽時間の過ごし方が生まれた。ところが、コロナの影響もあり日常生活における不安感が蔓延した今、むしろ辛いことを忘れることのできる何も考えなずに過ごすことの出来るコンテンツが求められるようになっているのだ。私たちは、意図的にこうしたコンテンツを選び、何も考えない時間を有意義なものとして捉えている生活者をAnti-Documentaryと名づけた。彼らが自宅夜のくつろぎの時間の過ごし方を知ることは、これからの社会における余暇時間のヒントを洞察することに繋がるだろう。

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SEEDERアナリストのコメント

林 直也 アナリスト

Anti-documentaryは、余暇時間の使い方に関してはっきりと自分の考え方を持っている生活者を調査することになります。彼らは、仕事とプライベートの時間を明確に分ける努力をしており、日中は可能な限り生産的に活動することを目指しますが、夜は可能な限り何も考えずに自分が心地よいと感じるリラックス時間を追求することにこだわっています。こうした彼らの調査を調べることは、特に平日の夜に消費される商品やサービスの立案にヒントを与えるでしょう。

何も考えない余暇時間を過ごしたいと感じる価値観はコロナ禍以前よりありましたが、こうした考え方は、より多くの人伝搬して、今後更に加速していくと捉えられるでしょう。そしてこのような価値観は、同じ様にロックダウンの影響を受けている世界の様々な国において共通しているものと考えられますが、一方でどんなコンテンツを好むのか、どのような環境を作ることで、何も考えないリラックスした気分を手に入れているのか?といった具体的な行動は異なる点も多いと考えています。

 

このトライブについて実際に現地の生活者に話を聞いてみたい、あるいは関連した動向についてもう少し知りたいなどがありましたら、お気軽にSEEDATAまでご相談下さい。

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