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Anonymous Seeker

高級ブランドや人気ブランドのプロダクトよりも
知られていないプロダクトに贅沢感を感じる生活者達

KeyWords
  • ミレニアル世代
関連業界
  • アパレル
  • ファッション
国・地域
  • 欧米

概要:Anonymous Seekerとは?

インターネットを通して誰でも簡単に様々なアイテムを調べることができる現代において、知名度が低く、誰も持っていないアイテムに価値を感じる人が増えている。これまでは有名で誰もが持っているような人気ブランドのアイテムを持つことが、おしゃれであり、自身のステータスを高められると考えられてきた。しかし一方で、近年では無名であることに価値があると考える人が登場している。今回は彼らをAnonymous Seekerと名付け、調査した。今ではインターネットで何でも調べられるが、類似したアイテムが溢れ、自分だけが持っているというプレミアム感を味わえなくなっている。これまでお金をかけてハイブランドの商品を購入したり、人気ブランドの最新のアイテムを持っていることが贅沢であった。しかしーーは手作りのアイテムや無名でブランドロゴのないアイテムを選んだり、自らカスタマイズすることで、他人に知られていない商品を楽しむことを贅沢と捉えている。彼らを調査することによって、これからのファッションやデザインに求められるヒントを得られるかもしれない。

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SEEDERアナリストのコメント

佐々木 健眞 アナリスト

今回は無名の商品を楽しむAnonymous Seekerを調査しました。これまではハイブランドの人気商品を楽しむことが贅沢と捉えられていましたが、SNSで毎日のように情報が発信され、類似性の高いファッションを目にするようになった今、Anonymous Seekerは世間に知られていない無名ブランドや、自分でカスタマイズして自分だけのオリジナルのアイテムを楽しむことを贅沢と捉えています。このような生活者が増えることによって、トレンドを追って他人と似たような商品を楽しむよりも、自分だけのデザインや組み合わせができるアイテムや、無名ブランドのアイテムを好むようになるでしょう。

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