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AI レジスタンス

監視社会やAIによるトラッキングからできるだけ抗い、
自分で情報探索、判断をしようとするデジタルネイティブたち

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概要:AIレジスタンスとは?

元CIAエージェントのスノーデンによる暴露は人々に大きな衝撃を与えた。欧米くまなく国家によって追跡されている事実が明らかになり、人々のプライバシー意識は一段と向上した。そんな中、AIによるトラッキングを逃れようとする生活者たちが登場している。彼らはAIによるトラッキングを防ぐため日常生活で様々な工夫を施したり、AIから逃れるための購買行動、スマートフォンでのデジタル行動を行っている。例えば、AIから逃れるためのツールを積極的に使用したり、あえてAIを混乱させるため興味のない動画を見たり、広告を見たり、サイトに行ってみたりと一見変わった行動を行っている。彼らはAIによるトラッキングをプライバシーを守るためと捉えているのに加えて、企業などに対してもトラッキングさせまいという意識を持っている。その目的としては、自分なりの生き方をしたいということが挙げられ、リコメンドに依存するのではなく自分で情報探索し、判断を下すといったことを好んでおり、その行動がしやすい環境を自ら構築しようとしている。AIレジスタンスについて詳しく調査することで、これからの広告行動や、求められる消費行動のヒントを得られるだろう。

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SEEDERアナリストのコメント

佐々木 健眞 アナリスト

今回はAIによるトラッキングに抗って、AI レジスタンスを調査した。彼らは、政府による監視行動や広告トラッキングの精度の高まりからプライバシー意識が高まり、AIによるトラッキングからできるだけ抗い、自分なりの情報探索行動や判断を下そうとしている。彼らはライフスタイルとしてAIに依存しないことを選んでいるのだろう。このような生活者が増えることで、今後、広告のあり方や消費財のあり方が変わってくる可能性がある。

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