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食リッチ v.2

食にこだわり続け、食を極めた
プロのシェフ達が
消費者となった時のその姿

KeyWords
  • 調査済み・レポート有り
  • 贅沢品
関連業界
  • 食品
  • 飲食
国・地域
  • 日本

概要:食リッチ v.2とは?

これまで美食という言葉は、「綺麗・高級・一等地」といったイメージに代表される存在だっただろう。指定されたドレスコードに身を包み、高級食材を扱っている三ツ星評価を受けた店に富裕層が足を運ぶシーンが思い浮かぶ。こうした食事を、美食家が食業界の門番として評価し、いわゆるステレオタイプな美食は守られてきた。しかし、例えばテレビ番組「汚なトラン」では、店回りは汚いが味は美味しい店を紹介。これまで考えられてきた美食とは異なる食の価値が、評価されるようになってきている。すなわち、食において「名より実を取る」考え方が広まっているのだ。つまり、美食や高級食の再定義が求められているといえるだろう。本調査では、プロのシェフに視点を当て、美食の基準を再度捉え直すことを目的として彼らの価値観をふかぼった。プロのシェフが、作り手ではなく食べ手として持つ店選びの基準や料理に対する評価から、「食の作り手のプロ」としての食選びを洞察した。
作り手として食を極めた彼らが選ぶ食とは何か。彼らは食からどんな価値を見出しているのか。これまであまり知られていなかったシェフの食べ手としての価値観を知ることで、飲食業界を中心とした商品やサービス設計をはじめ、SNS・メディア業界へのコンテンツのデザインへの示唆が得られるだろう。

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SEEDERアナリストのコメント

若林 拳心

本レポートは、消費者はコンビニなどの身近な小売店でも手軽に美味しい食品を食べられるようになった現代で、「美食」を探求する人たちは、味ではない楽しさを食に求め始めているのではないかという予測のもと、調査しました。プロのシェフにインタビューを依頼し、彼らが、作り手としてではなく食べ手として美食をどのように捉えているのかを明らかにすることで、これまでにないプレミアムな食を、消費者に提供する際のヒントを得ることができるのではないでしょうか。食品産業に関するレポートとしては「ちょい足し族」や「肉リッチ」もぜひご一読ください。

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