日本国内外の先端事例や生活者トレンドをSEEDATA独自の視点で分析し、ブログ形式で配信しています。News

流山ペアレンツ

両親や外部のサービスを活用するのではなく、市の先進的な仕組みを用いて仕事と育児を両立する人々

KeyWords
  • セカンドキャリア
  • 働き方の変化
  • 子育て
関連業界
  • キャリア
  • 教育
国・地域
  • 日本

概要:流山ペアレンツとは?

東京周辺から千葉県の流山市に転入してきた生活者たちのことを「流山ペアレンツ」と名付けた。流山市は「母になるなら流山市」というフレーズを掲げる先進的な子育て支援施策の取り組みが大きな魅力となっている市だ。人口増加率でも5年連続で全国1位を達成している。駅の送迎ステーションに子供を預けると、市が各保育園に自動を送迎する仕組みなどが整っている。住民はこうした市が提供するサービスをうまく活用することで子育ての負担を抑えながら豊かに暮らすことができるという評判だ。昔は家族や親戚といった身内が一般的であり、家計に余裕がある家ではベビーシッターなどの外部サービスに頼ることもあったかもしれない。ここでは、市の先進的な仕組みを用いて効率的に仕事と育児を両立していく人々、そして子育てのために住環境を大きく変える現代の夫婦たちに焦点を当てて調査をする。

この記事の続きを読むには?

有料会員の方

こちらからログインしてください。

非会員の方

この記事を閲覧するには、月額会員(有料)に登録する必要があります。

SEEDERアナリストのコメント

林 直也 アナリスト

先進的な子育て行動をする生活者を定義する切り口は様々です。例えば、最先端のIoT家電やオンライン・サービスを活用し、仕事で使うPJ管理のメソッドを導入することで日常生活の中で感じる負担を減らし、効率的な育児を実現する人々も存在しています。一方で、この流山ペアレンツの特徴は、自分たちが暮らす市に対する所属意識を強く持っていることでしょう。自分たちで子育てをしながらもコミュニティ意識が強く、一人の市民として、自分を含む住人の生活水準を向上させるために積極的に取り組むという姿勢を持っている点は、未来の街づくりはもちろん、会社組織などのあらゆるコミュニティづくりにも活用することができるのではないでしょうか。

SEEDATAアナリストに
質問・相談する
お問い合わせ