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未離婚

離婚を見据え、離婚までに様々な準備をする人たち

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概要:未離婚とは?

縁があり結婚したのであれば、可能なら夫婦円満で添い遂げることができればそれが最良なのは間違いない。しかし、そこは人間であり、人生である。熟慮の結果、別の道を歩むことがお互いの幸せに通じると双方同意できたのであれば、当然離婚も新しい人生のスタートとしてみなされるべきイベントとなりうる。しかし、結婚準備をサポートするサービスやプロダクトは星の数ほどあるにも関わらず、そのネガティブなイメージからだろうか、離婚準備を支援する体制はこの国にはあまり整っていない。新生活の準備や、離婚にあたっての法的な変更、財産分与など、煩雑な手続きや精神的負担は結婚以上にも大きい場合すらあるにもかかわらず、だ。我々が発見した「未離婚」というトライブがある。離婚はしていないが、離婚したいという思いはある、離婚の潜在層である。彼ら・彼女らを深く知ることで、上記のようなニーズに応えるための有益な示唆が得られることは間違いない。繰り返すが、離婚を促進させることが意図ではない。しかし、離婚について真剣に考え、準備をすることは、個人のより良き人生のために、必ずプラスになるはずである。近年COVID-19の影響で、嫌でも家に留まる機会が多くなり夫婦間の関係性にズレが生じている家庭も存在する。本調査結果は、離婚へのリスク低減や離婚後の生活を支援するようなサービス・施策の一助になるだろう。

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SEEDERアナリストのコメント

宮井 弘之 代表・ファウンダー

本レポートは、「未病」からヒントを得て、夫婦関係にも未病に近い状態があるのではないか?という着想からスタートしたレポートです。現在離婚を検討している方や、卒婚という形で新しい夫婦の距離感をとることにした人など、必ずしも盤石とは言えない夫婦関係をテーマいんしたトライブレポートです。例えば、未離婚から得られたキートレンドの中に「対面しない家庭内意思疎通のデザイン」があります。夫婦関係がこじれてしまうと、まず顔を合わせることにすら精神的な苦痛を伴う場合あり、そうなると冷静に協議するということもままなりません。そこで、あえて対面しないコミュニケーションをデザインすることで、お互い腹を割って話し合うことが可能になるはずです。本レポートには、金融系、法律系、保険会社など領域における新規事業やサービスのヒントが詰まっています。

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