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冷食Cloud

冷凍食品を日々の食事の中心と位置付け、
無駄のない効率的な食生活を実践する生活者

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  • オーガニック
  • 加工食品
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概要:冷食Cloudとは?

日本では、冷凍食品=お弁当のおかず、手軽な食事というイメージが強いのではないだろうか。手軽かつ便利である反面、新鮮な食材を使った料理と比較すると栄養素が不足するなど、食生活の中心というより多忙な際の簡便食という位置付けが大きいと思われる。しかし、この冷凍食品を日々の食生活の中心に位置付け、スーパーやECで購入する食材はほぼ全て冷凍食品という生活者が存在する。そのような食生活を送る生活者を「冷食Cloud」というトライブとして定義した。彼らの冷凍食品に対する価値観とは、冷凍食品はあくまで手間を削減するためのものではなく、食品の美味しさを保存し、主食として楽しむという特徴がある。消費期限を気にせず、さながらクラウドサービスのように好きな時に好きな冷凍食品を食べることを楽しんでいるのだ。また、消費期限を気にしないことで廃棄が少なくなり、捨てる罪悪感を感じないというメリットもある。多忙な生活を送る人々や、その中で効率的かつストレスを感じない工夫を求める人々が増加していくと考えられる中、このトライブを調査することでこれからのライフスタイルの中での食生活とはどのような位置付けなのか、そのヒントが得られるのではないだろうか。

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SEEDERアナリストのコメント

佐々木 健眞 アナリスト

今回は食シーンをテーマにトライブ「冷食Cloud」を記事にしてみました。コロナ禍以前から宅配サービスの発展が続いていましたが、コロナ禍以降急速に普及しました。その中で冷凍食品やミールキットの価値は大きく変化していると言えるでしょう。近年の健康への意識の高まりも合わせて、食自体の関心が高まっている中で、かつての印象とは異なる冷凍食品の価値は、今後生活者の間で大きく注目されるのではないでしょうか。

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