日本国内外の先端事例や生活者トレンドをSEEDATA独自の視点で分析し、ブログ形式で配信しています。News

シェアリング・エコロジスト

モノを所有せず、環境に優しいライフスタイルを実践するためにレンタル生活を送る中国の若者たち

KeyWords
  • Z世代
  • エコ
  • エシカル消費
  • エンターテイメント
  • サブスクリプション
  • ミレニアル世代
  • ライフスタイル
関連業界
  • 住宅
  • 化粧品
  • 家電
国・地域
  • 中国

概要: シェアリング・エコロジストとは

個人で所有するよりも安いという価格面でのシェアリングサービスの魅力を感じていた多くの生活者たちの中には、日常的に頻繁に活用するものは自分で所有したほうが便利であると考え直す人たちも増え、一時的に盛り上がったシェアリング・エコノミーへの関心は落ち着き始めている。しかし一方で、金銭的なメリットだけでなく、環境に優しいライフスタイルを送るためにシェアリングサービスを利用したいと考える生活者が増えている。こうした傾向は主に、大気汚染や気候変動に注目が集まっている時代に生まれ育ったミレニアルズ、Z世代に顕著である。移動手段だけではなく、家電製品や、化粧品でも買い替え頻度の高い商品において、レンタルを活用し、修復または部品のアップデートすることでモノを所有しなくても一生使い続けるようなライフスタイルL.a.a.S(Lifestyle as a Service)を送りたいと考えている生活者が登場した。我々は彼らを「シェアリング・エコロジスト」と名付けている。

この記事の続きを読むには?

有料会員の方

こちらからログインしてください。

非会員の方

この記事を閲覧するには、月額会員(有料)に登録する必要があります。

SEEDERアナリストのコメント

高 澍 アナリスト

環境問題に対する意識が世界的に高まっていく中で、シェアリングエコノミーの価値も金銭的なメリットから環境配慮のメリットへと評価される観点が変わっていくかもしれません。モノを購入し処分、そして再購入というサイクルに変化がもたらされるでしょう。モノへの所有にこだわらず、環境問題に配慮した消費選択を行う中国の生活者を調査することで、13億人を抱える中国の未来の消費行動の変化のヒントが見えてくるかもしれません。

SEEDATAアナリストに
質問・相談する
お問い合わせ