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モバイルレジデンツ

一般的な賃貸や持ち家で暮らすという選択をせず、
民泊サービスや車中泊を拠点とする生活者

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概要:モバイルレジデンツとは?

どこかの場所に固定された「家」に住むのではなく、民泊サービスなどを用いて自らの意志で住む場所を転々とし、移動しながら暮らす人々をモバイルレジデンツと定義した。彼らは住む家や街を数週間から数カ月単位で変えることで、そこでの新たなヒト・モノ・コトとの出会いを求めている。ADDressなどの多拠点生活プラットフォームや、Airbnbなどの民泊サービスによって、従来の不動産業と比べて経済的・心理的・手続き的に簡単に移住しながらの生活が可能になった。また、建物としての家というものすらも放棄し、車を自らの家と定めて文字通り移動しながら暮らす人々も登場した。彼らは「家」と「外」の間に境界線はほとんど存在せず、物理的に家を必要としていないということ以上に、精神的な「ホーム」すらも、彼らは必要としていない。COVID-19の感染拡大によってノマドワークが普及した現在、モバイルレジデンツが持つ居住と移動に対しての価値観はより重要になるだろう。

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SEEDERアナリストのコメント

松本 綾音 フューチャリスト

近年ではリモートワークの推進などにより、場所にとらわれない生活を送ることが可能になった人たちは増えているのではないでしょうか。家という拠点を固定したくない、所有したくない、という彼らの欲求からは新たな住まいの形や、暮らし方の未来を見ることができないかと考え、調査したレポートです。
一方で彼らは未来のリスクに対して、ものを所有しないことで対処している人々でもあります。突然の災害やパンデミックなど、不安定な世の中に対する生活者の行動などを考える上でも非常に示唆の多いレポートだと思います。

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