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ミニマルペアレンツ

デジタル上で疑似的に親体験をし、
子育ての訓練を行う生活者たち

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概要:ミニマルペアレンツとは?

近年、ペットをパートナーとして捉えるような風潮は強まっている。SONYのAiboなどロボットにおいてもパートナーとして捉える生活者もいる。この数年においてはスマートフォンの普及により、「デジタルペット」とも言われるようなスマートフォンの育成ゲームに興じる人が増えてきた。そうした生活者の特徴的な行動として、そうしたデジタル上のペットに実際に命名などをするといった疑似的な子育て体験をすることが挙げられる。そこで、今回はそのような生活者たちを「ミニマルペアレンツ」と名付け調査した。これまではたまごっちなどデジタルペットによって自分のライフスタイルやライフプランが変化することはなかったが、ミニマルペアレンツたちはまるで子育てのようにデジタルペットを育てることによって、行動範囲が変わったりと影響を多く受ける。例えば、デジタルペットを楽しませるために自分自身がいろいろなスポットを訪れ、ARを活用して写真を撮ったりする。彼らを調査することによって、これからの若い世代のキャリアの考え方やライフスタイルの中で重要とされる価値観について知ることができるだろう。

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SEEDERアナリストのコメント

佐々木 健眞 アナリスト

今回はゲームで遊びながら疑似的に子育て体験を行うミニマルペアレンツを調査した。以前はペットとしてしか捉えていなかったが、ミニマルペアレンツはデジタルペットにおいても名づけ、自分の行動範囲を変えていくなど影響を受けている。このような人々が増えることで、今後のライフスタイルやキャリア形成のあり方が変化していくかもしれない。

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