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マイクロワーカー

複数のアルバイトや仕事を掛け持ちして、
時間調整しながら柔軟に働く生活者

KeyWords
  • ライフスタイル
  • 働き方の変化
  • 調査済み・レポート有り
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概要:マイクロワーカーとは?

働く日数を”1日”から選べるスポットバイトで勤務日を当日~1ヶ月以内に決めることができる働き方が、特に若者を中心に少しずつ普及している。今回は彼らを「マイクロワーカー」と名付けた。
若者の労働環境は変化し、それにより若者のライフスタイルは大きく変化している。1960年代には都市部に上京してきた若者が生活費を稼ぐためではなく、娯楽費を稼ぐためにアルバイトという雇用形態で働き始めた。その後1980年代には非正規雇用という形で就労している若者が多く登場し、彼らはフリーター(フリーのアルバイター)と名付けられた。
今回は特に若者の働き方意識の変化を理解するために、マイクロワーカーに着目した。スマホの普及により、予定を組んでいなくてもいつでも友達と会うことができるようになった。そのことにより生活者はどこにいても動画や音楽を楽しむことができるようになったのだ。若者の時間の使い方の選択肢は昔に比べて明らかに増えている。そんな彼らは、時間の効率的活用方法をよく知っている。そんな若者たちが「好きな時に」「好きなだけ」「いつでも」働くことのできるマイクロワーカーの考え方は、今後より注目されていくだろう。

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SEEDERアナリストのコメント

佐々木 健眞 アナリスト

2016年、政府が長時間労働の是正や柔軟な働き方の推進等を目的に、働き方改革が進行し始めたことはご存知でしょう。一方で世の中の動きとして、副業や兼業をする働き手に注目が集まるなど、日本では働き方の進化が日々問われています。今回マイクロワーカーと名付けた柔軟な働き方をする生活者たちは、フリーランスや副業、複業といったワークスタイルを早期より実践し、より効率的な時間運用の方法を模索しています。自分の好きな時に好きなだけ働くマイクロワーカーは、仕事だけに縛られないワークライフバランスの未来を見ている生活者と言えるでしょう。彼らの理想的な働き方やライフスタイルを調査した本レポートを活用すれば、家中の消費に求める体験だけでなく、移動方法の工夫といった示唆につながるのではないでしょうか。類似テーマを扱っているレポート「REWORKER」、「ハードノマド」は、本レポートのアップデート要素が含まれていますので、ぜひ本レポートを読んでから触れていただけると幸いです。

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