日本国内外の先端事例や生活者トレンドをSEEDATA独自の視点で分析し、ブログ形式で配信しています。News

ボイス・リラクサー

音声を主体とした情報収集やコミュニケーションを行い自分の行動ペースやムードを損なわずに交流する生活者たち

KeyWords
  • ミレニアル世代
  • 働き方の変化
  • 在宅ワーク
関連業界
  • モビリティ
  • 通信
国・地域
  • アメリカ
  • ヨーロッパ
  • 日本

概要:ボイス・リラクサーとは?

画面を見続けることによる疲労感や、片手間に情報をインプットできる手軽さから、近年音声メディアを利用する人が増えている。彼らは、音声こそ効率的な情報収集手段であると考える他に、ただ人の声や作業音を聞いているだけで人と繋がっている安心感を得る事ができると考えている。こうした価値観をもって頻繁に音声サービスを利用している人々をボイス・リラクサーと定義し調査を行った。在宅ワークの普及により雑談する場所が減り、コミュニティへの帰属意識も薄くなってしまいがちな現代において誰かと繋がっていることを実感することには大きなニーズがあるといえるだろう。また、マルチタスクが一般化することで、単純作業をしている間に何も同時並行できないことは現代人にとってストレスともいえるが、音声は手や目を使わないという側面からこの点を満たしている。音声の持ついままで注目されていなかった価値は、これからの時代の情報収集やコミュニケーションを考えるヒントになるだろう。

この記事の続きを読むには?

有料会員の方

こちらからログインしてください。

非会員の方

この記事を閲覧するには、月額会員(有料)に登録する必要があります。

SEEDERアナリストのコメント

高 澍 アナリスト

podcast、Voicy、Himalayaなど、各国で様々な音声コンテンツアプリが登場し、利用者数が急増しています。それはスキマ時間の活用ができたり、目を休めることができたりという「ながら」行動からもたらすメリットの他に、個性や人の温もりを感じられる音声を通じてコミュニティの形成にも促すことができるではないかと考えます。現代で暮らしている私たちは音声コンテンツによってリラックスする、知識を学ぶ、娯楽を楽しむなど、時間の過ごし方を変化させていくでしょう。

SEEDATAアナリストに
質問・相談する
お問い合わせ