日本国内外の先端事例や生活者トレンドをSEEDATA独自の視点で分析し、ブログ形式で配信しています。News

ホビー・トークン クリエイター

匿名で狭い志向性の承認欲求を満たすためのコミュニティをつくり、
社会的に意義のあるモノ・コトへの昇華を試みる生活者たち

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概要:ホビー・トークン・クリエイターとは?

一部のインフルエンサーが人気を集めて階層構造をつくる現代のSNSとは距離を置き、匿名で狭い志向性の承認欲求を満たすためのコミュニティを自らつくり、社会的に意義のあるモノ・コトへの昇華を試みる人々がいる。今回はそんな人々をホビー・トークン・クリエイターと名付け、調査した。現在のSNSでは、個人のつぶやき等の気楽な投稿は敬遠され、かつてのオープンなコミュニティの役割が希薄になってきている。それに対して彼らは年齢や人生のバックグラウンドに関係なく、個人の嗜好性でのみ繋がる人間関係を追及したいと考える。その対象は、時に単なる趣味であったり、新製品の開発であったり、人生の支援であったりする。個別の対象についての濃厚なコミュニケーションを通して、彼らは自分たちが抱える等身大の課題を解決することを試みる。彼らを調査することによって、これからの一般消費財メーカーに求められる重要な価値観について知ることができるように思われる。

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SEEDERアナリストのコメント

SEEDER

ここ数年、さまざまな分野で「民主化」をテーマとした革命が起こっています。SNSであればプラットフォーマーによる中央集権やインフルエンサー崇拝主義的なものから、匿名かつフラットで多様性が認められるものへとユーザーが移動し始めています。ファイナンスであれば自律分散型のネットワークであるブロックチェーン技術やトークンエコノミー による資産形成の注目度が増し、2021年12月時点で暗号資産の時価総額は約250兆円規模にまで拡大しました。このソーシャルとファイナンスの民主化が混ざり合って、これからのデジタル空間における自分の居場所やコミュニティである真のメタバースが形成されていくのではないでしょうか。

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