日本国内外の先端事例や生活者トレンドをSEEDATA独自の視点で分析し、ブログ形式で配信しています。News

プラント・ペアレント

家族や家を持つ代わりに植物を持ち、世話をすることで
狭くて無機質な生活空間や孤独な心の隙間を埋める
アメリカ・ミレニアル世代の生活者たち

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国・地域
  • アメリカ

概要:「プラントペアレント」とは?

従来インテリア・アイテムとして考えられていた観葉植物に、家で自分を待っていてくれる、頼ってくれるペットのような存在として新たな価値を見出している人を「プラント・ペアレント」とした。背景には、子供を育て、家族を作ることや、庭のある持ち家を持つことが経済的に難しくなり、生活環境の工夫や独り者の精神的セルフケアに注目が集まっている社会状況がある。彼らは、家の中に植物をコレクターして100種類以上の観葉植物を家で育てたり、植物愛好家同士で育て方のノウハウや植物自体を交換したりしている。このトライブを調べることで、「ミレニアル世代が精神的に求めていること」に関するヒントを得て、ウェルネスに関するサービスや商品の発想につなげることができるだろう。日本の都市圏にも当てはまる社会状況の中で生まれたトレンドから、日本のミレニアル世代の未来洞察にも通ずると考える。

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SEEDERアナリストのコメント

林 直也 アナリスト

今回は、アメリカ・ミレニアル世代のウェルネスの新たな形である観葉植物ブームについて調べてみました。経済的に豊かではないとされるミレニアル世代は、今まで当たり前だった結婚、出産、家を買うなどを遅らせる傾向にあります。そこで、新たに自身の欲求を満たせるものを模索し、様々なセルフケアツールが発展してきました。日本でも観葉植物はインテリアとして好まれてきましたが、潜在的に本トライブのように”親になる感覚”を味わっていたのかもしれません。

 

このトライブについて実際に現地の生活者に話を聞いてみたい、あるいは関連した動向についてもう少し知りたいなどがありましたら、お気軽にSEEDATAまでご相談下さい。

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