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ノンラブティンダラー

マッチングアプリを利用して、恋愛以外を目的として人とつながりを持とうとする人たち

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  • 調査済み・レポート有り
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概要:ノンラブティンダラーとは?

tinderや、pairsといった新しいタイプの出会い系(ソーシャルデーティング)アプリが一部の若い男女の間で人気となっている。これらの今までの出会い系サービスとの違いは、異性に出会うまでに課金しなければならない金額が非常に低く、特にtinderは無課金でも十分に異性と出会えるものである。この手軽さから、今までは所謂出会い系を敬遠してきていた層からも支持されるようになり、現在多くのユーザーを獲得している。無課金、低課金故にユーザーは比較的ライトな使い方をしており、真剣な恋愛目的というより、軽いデートや友達つくりがメインの目的といった感じである。しかしながら、多くは多少なりとも恋愛が目的であるが、一部のユーザーはその手軽さから自身のビジネスのパートナーとなる人や、ペットの里親募集など恋愛以外を目的として人とつながりを持とうとするユーザーもいる。tinderやpairsといったサービスのみならず、現在SNSを通じて赤の他人とコミュニケーションをとることが非常に簡単になってきている。
マッチングの目的が多様化していることから、異性との出会いを目的としたスマートフォンアプリ関連業界だけでなく、旅行業界での宿泊施設や異文化体験マッチングや人材派遣業界にもノンラブティンダラーの調査結果を応用することができるだろう。

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SEEDERアナリストのコメント

林 直也 アナリスト

ここでは、スマホ時代の出会い系サービスであるTinderというアプリを、恋人を作るためではなくて、友人を作るために使っている生活者を「ノンラブティンダラー」と名付けました。私たちは進学や育児などのライフスタイルの変化に伴なって出会う人間関係だけでなく、テクノロジーを活用することで自分と気の合う友人を気軽に探すことができるようになりました。こうした人間関係の築き方や出会い方は、これからも変化していくでしょう。語学学習のための先生との出会い方、旅行先との出会い方、就職先企業との出会い方など、あらゆるマッチング体験の設計に活用できるインサイトに興味がある方はぜひレポートをお読み下さい。

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