日本国内外の先端事例や生活者トレンドをSEEDATA独自の視点で分析し、ブログ形式で配信しています。News

デジタル資産家

物理的に資産を所有せず、デジタル上で資産を所有し
心理的な豊かさと安全性の両方を確保する生活者たち

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概要:デジタル資産家とは?

近年、オンライン上で資産を所有する生活者が登場している。これまでは物理的に物を所有することが当たり前であった。しかし、NFT(Non-Fungible Token:非代替性トークン)の登場によって物理的なモノを安全に所持し損失や破損のリスクを回避するためにデジタル上で物を所有する生活者が現れている。彼らを「デジタル資産家」と名付けた。彼らは、複製されることないNFT技術を活用したデジタル上のアートやファッションアイテムを現実世界にあるものの代替品として捉えている。デジタル上で資産を所有することで破損・損失するリスクを心配することなく、安全性を確保することができるという背景があるからだ。このように、デジタル上で資産保有する彼らを調査することで、アートやファッション業界において、新しい商品やサービスを開発する際のヒントではないだろうか。

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SEEDERアナリストのコメント

佐々木 健眞 アナリスト

物の所有に対する捉え方は、物理的なものだけにとらわれるのではなく、デジタル上でのコレクティングへと変化しています。また、物をシェアする動きが広まったことから、個人で物を所有することの価値が高くなっています。これらの背景から、今回の調査では、デジタル上で安全性を保つことができるNFTを活用したコレクティングに着目しました。デジタルコレクターについてより深く調査することによって、デジタル上での商品やサービス開発に関する示唆が得られるのではないかと考えます。NFTは現実世界の代替品として同等の価値があると捉えられているため、上記の事例に取り上げたようなアートやファッション業界などにおいて活用できるのではないでしょうか。その他にも、エンターテイメントや不動産など、デジタル上の所有を楽しみ、資産を活用する手段として今後多くの人々に活用の可能性が考えられます。

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