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アーバン・ファーマーズ

土地の狭い大都市に暮らすでも身近な場所に農場のような自然を持ちたいと考える生活者の増加

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概要:アーバン・ファーマーズとは?

観葉植物を導入して自宅を緑化したい、あるいはベランダに大きめの鉢を買ってきてそこでミニトマトを育てるなどの家庭菜園を楽しみたいといった、都市にいながら田舎のような生活を楽しみたいという価値観は2020年のパンデミックを境に大幅に進化した。一部の人たちは、大都市にある自宅にいながらも農場で何かを育ててるようなエクストリームな形で自然に触れられる行動を求めている。ここではそんな考え方を持っている人たちを「アーバン・ファーマーズ」と名付けた。例えば、彼らは裏庭や屋上で蜂蜜を採るために養蜂を行ったり、自宅近くのスペースに小さな畑を借りて各種野菜の苗を植えて1年を掛けて本格的に植物を育てたり、あるいは自宅内でキノコを育てる人などもいるようだ。こうした先進的な生活を楽しんでいる人たちを調査することは、精神的健康や環境問題への意識が高まる未来を見据える上で重要なヒントを提供することになるであろう。

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SEEDERアナリストのコメント

林 直也 アナリスト

2030年に向かって環境問題に対する意識、そして精神的健康を護る意識の2つはおよそ世界中のどこの地域に住む生活者でも確実に大きくなっていくと考えられます。田舎に引っ越すことのできない人々の中には、自然と触れ合うことのできる環境を自宅の内外に作っていくという行動が見られるようになるでしょう。

見方を変えれば、2010年代に雑誌KINFOLKで紹介されていたような静かでシンプルでミニマルな「丁寧な暮らし」と呼ばれていたライフスタイルは、もっと積極的に自然に関わり、自ら野菜や動物を育てることを生活に取り入れる「自然な暮らし」のようなものに変化していくのではないでしょうか?

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