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アラパー

都心にある公園やその付近に集まり、
快適な生活を目指しながらも肩の力が抜けている若者たち

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概要:アラパーとは?

アラパーとは、「Around the Park(アラウンドザパーク)」の略語である。東京の代々木公園近くにあるレストランが発行するZINE内の記述に端を発するこの言葉は、「代々木公園やその周辺にあるような、オシャレなコーヒースタンドやレストランに集う人びと」を指す。2015年の生活トレンドを表すキーワードとして「上質な暮らし」や「サードウェーブ系男子」が挙げられる。アラパーはそのような概念を内包しつつ、より具体的に都心にある公園やその付近に集まるある程度の富裕層であり、快適な生活のためにお金を惜しまない性質を持ちつつも、肩の力が抜けている青年層(20代~30代)を具体的に指し示している。場所を中心に考えるという点に新しさがある。規模がそれなりに大きい都市であれば都市部の中心に大きな公園があり、そこがその都市における進んだ暮らしの中心地になっていることも多いだろう。たとえば札幌の円山公園や富山の環水公園が例として挙げられるだろうし、海外に目を向ければニューヨークのセントラルパークやロンドンのハイドパークも思い浮かぶ。公園に集う人びとにはどのような共通点があるのか? あるいは、地域ごとにどのような違いがあるのか? それらを調べることで、20~30代の都市生活者の購買や休息などの生活トレンドを考えるきっかけとしたい。

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SEEDERアナリストのコメント

若林 拳心

「アラパー」とは、「Around the Park(アラウンドザパーク)」の略語であり、東京の代々木公園をはじめとする、都市部の公園やその周辺のカフェに集まる人々を指しています。彼らはある程度の富裕層で、快適な生活のためにお金を惜しまない性質を持ちつつも、公園やカフェという場所を都心における休息空間として、その場所自体に価値を感じているという点が特徴と言えます。彼らの調査を通して、公園やその周辺カフェに求めるコミュニティや、上質なくらしを行うためにその場所で行っている休息方法を調べました。本レポートは2015年に作成したものですが、デジタライゼーションやCOVID-19の影響により、消費やくらしの接点がオンラインに移り変わりつつある現代であるからこそ、オフラインでの体験を設計する上でのヒントとなるレポートだと思います。

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