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アバタラー

アプリやゲームにおいて自分によく似た顔や体格、あるいは自分と全く違うアバターを生み出し、現実世界とは全く異なる生活をおくる人たち

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概要:アバタラーとは

十年以上前に注目された「セカンドライフ」などに代表されるように、自分のもう一つの生活を現実世界以外に求めるといった試みは、以前より繰り返されてきた。現実世界では達成できない目標や、おくることの出来ない生活のスタイルを仮想空間で楽しむ、謂わばパラレルライフとも呼べるこうした行動は、VRやARなどの仮想現実を構成する技術の発達につれ現実味を増してきた。アプリやゲームにおいて、自分によく似た顔や体格のキャラクターであるアバターを作り出し、自分が着るような服などを着せることで第二の自分を生み出し、友人たちと交流を行ったり、あるいは自分と全く違う顔や服装のアバターを生み出し、現実世界とは全く異なる生活をおくる人たちもいる。我々は、こうしたアバタラーの人たちの調査を通じ、今後ますます広がっていくと考えられる、仮想空間内での第二の自分の作り方や過ごし方を見通す。この調査は、仮想空間と現実世界の両立が求められる、これからの日常を考える上で重要なヒントを与えるだろう。COVID-19の感染拡大によって大人数で集まるイベントや集会が相次いで中止となり、離れていても集まることができる仮想空間への注目がより一層集まっている。多くの集客を見込むイベント業界やデジタルビジネスを推進する事業者にとって有効なレポートであろう。

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SEEDERアナリストのコメント

大川 将 チーフフューチャリスト

本レポートは、まだVRが一般に普及する前に、ソーシャルゲーム上でのアバター構築行動に着目して行ったリサーチであり、本リサーチはのちに「バーチャル・ショッパー」へと引き継がれています。特に、本レポートで「タスクの自給自足」と呼ばれている積極的に処理するべきタスクを求める行動は、今後の社会における余暇のあり方、もしくは企業が提供するサービスのゲーミフィケーションという観点において重要な示唆を与えてくれます。本レポートをお読みになった上で、「バーチャル・ショッパー」をぜひご一読いただき、今後のVR、ミラーワールドにおける生活者の価値観変化に触れてみてください。

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