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ちょい足し族 v1

食事に自分なりの+αを付け加えて食体験を楽しむ生活者

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  • 食品
  • 飲料
  • 飲食
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概要:ちょい足し族とは

2015年末、「10分どん兵衛」が大きな話題になった。カップうどん「どん兵衛」にお湯を入れて10分待つと美味しくなる、という、消費者が考案した新しい食べ方である。このムーブメントは、考案者である芸人とどん兵衛の開発者が日清の公式ウェブサイトで対談するに至るほどの盛り上がりをみせた。
こうした事例を筆頭に、近年、分野を問わず、メーカー側が想定していない使用法を生活者が発明し、それをメーカー側も取り入れることが当たり前となってきた。特に食においては、個々人のこだわりや、マニュアルから外れた美味しい食べ方などが世の中に数多く存在する。
SNSなどのインターネットメディアを通して、提供者の想定する使いかた、消費のされかたにプラスアルファを付け加える生活者がますます見える化されている。今後、BtoCの商品・サービスにおいて、消費者に最後の選択肢を委ね、パーソナライズ化を可能とすることの需要は高まる一方であると言える。そこでまずは食品産業においての「ちょい足し族」にフォーカスして調査を行うことから、企業と生活者のコラボレーションのヒントをまとめた。
また、「ちょい足し族 V.2」では、消費者が商品をパーソナライズ化する過程を可視化することで、それを消費者に促す仕組みなどについて追加で調査をした。

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SEEDERアナリストのコメント

若林 拳心

本レポートは、メーカーの想定外の方法で食品を調理し、さらなる美味しい食べ方を模索している生活者をリサーチしています。彼らは料理人など、知識を持っている人ではなく、ニーズに直面しているから自らソリューションを生み出してるという方々です。インタビューの中からは具体的に食品や食品の提供方法に関する、実践的な示唆も豊富にあり、ちょい足しのフレーバーのバリエーションを考える商品担当者はもちろん、食の新規事業の担当者や飲食店にも参考になる内容になっています。さらにこの内容に興味がある方は「ちょい足し族」の続編「ちょい足し族 v2」もぜひご覧ください。

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