時価バイヤー
ダイナミックプライシングによりお得になる時間帯を狙って行動する生活者
- KeyWords
-
- EC
- コミュニケーション
- 消費体験
- 消費行動
- 関連業界
-
- IT
- SNS
- 小売
- 情報
- 国・地域
-
- 日本
- 欧米
概要:時価バイヤーとは?
混雑しない時間帯を狙い、通常より安くサービスを受けようとする人々のことを「時価バイヤー」と名付けた。以前より旅行業界では混雑度合いによって価格を変動させるダイナミックプライシングが取り入れられおり、より多くの売り上げを出すために空いているシーズンには低い価格を設定するという考え方が通念であった。これに加え、COVID-19の影響によって混雑緩和が一層社会として望まれるようになり、ダイナミックプライシングはシーズンではなく一日や一時間といった短いスパンを単位として、旅行業界のみならず飲食業界やスポーツ業界など、あらゆる業界で採用されるようになってきている。このトライブを調査することで、未来の生活者がどのようにして価格を受け止め、購買の意思決定を行うのかが分かるようになるだろう。
SEEDATAアナリストに
質問・相談する お問い合わせ
質問・相談する お問い合わせ
SEEDERアナリストのコメント
▶ to C向けのダイナミックプライシングシステム
株式の指値注文のようにあらかじめ価格の上下幅を決めた上で、需給量に応じて自動的に価格が変動するようなシステムが開発されれば、それをC to Cのフリマ業界やレンタルサービスなどに適応することができる。生活者はより気軽にものを売り、また好きなタイミングで購入できるようになるだろう。
▶ ダイナミックプライシング宅配
旅行業界から飲食業界へと広がりを見せるダイナミックプライシングが、まずUber Eatsなどの食事宅配サービスを通じて、最終的には宅配サービスにも適用されるかもしれない。車内置き配などの技術も進歩すれば、生活者はお得な時間を狙って家にものを届けることができる。