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多忙族

多忙な日々を自己管理を徹底することで、
公私共に有意義に過ごすビジネスパーソンたち

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概要:多忙族とは?

バブル期にエナジードリンクのキャッチコピーとして一世を風靡した「24時間戦えますか」に象徴されるように、日本人は世界でも類を見ないハードワーカーだ。働き方改革によって残業時間や労働環境は徐々に改善されているものの、私生活と仕事とのバランスをとることが未だ難しい。さらにコロナウイルスの影響でリモートワークが進展し、仕事が時間と場所を選ばないようになったこともまた、一部の労働者に対してハードワークの傾向を強化している。その極致が、一日のほとんどの時間をビジネスパーソンとして過ごす、この「多忙族」である。
彼らのスケジュールは、仕事かそれに関連する移動や会食で埋まっていて、常に忙しそうにしている。そのスケジュールをしっかりと履行することが生きがいであり喜びになっている人すらいる。そのために、睡眠・食事・身だしなみ・余暇にいたるまで、その多忙さに対応したサービスやプロダクトを求めている。彼らはその激務のゆえに、自分に投資する資金は豊富に持っており、生活をより最適化するためにお金を払う先を探しているのだ。彼らが今求めているものはなんなのか、新たなビジネス展開のカギとなるインサイトを炙り出す。

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SEEDERアナリストのコメント

佐々木 健眞 アナリスト

かつて日本人の働き方は、戦後の経済復興の最中ということもあり、毎日朝から晩までモーレツに働くことが是とされていたといっても過言ではないでしょう。その代表例が「24時間たたかえますか」のコピーです。いまでは働き方そのものが変わり、複業やノマドを行う人が増えています。
その一方で、自分のキャリア形成やスキルアップのために日々多忙を極めるような生活者も増加しており、そんな彼らを多忙族として調査しました。彼らの暮らしの主たるテーマは、時間効率化のためのサービス・プロダクト利用の動向です。レコメンドサービスやタスクの外注化など、彼らがその消費を行うことで生産している時間的価値とは何かを深掘っています。多忙族のレポートを読むことで、ミレニアル世代のキャリア観だけでなく、暮らしで生じる手間や理想的な時間の使い方を知ることができるでしょう。多忙族の派生形として、「ドクター・シューマー」のレポートも是非お読みください。

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