レディメイド・アレンジャー
自分でイチから献立やレシピを考える手間は省きつつ、料理をつくる楽しさのみを享受する生活者
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概要:Ready-made Meal Arrangerとは?
コロナ自粛の影響もあって家中で料理をする人が増えている。しかし、今まで外食やお弁当などを併用していた生活者は献立を考えることに苦戦している。その結果登場しているのが、完成品に手を加えることで手間をかけずに料理を楽しむReady-made Meal Arrangerだ。在宅勤務で仕事もこなさないといけない一方で、食事が楽しみの一つになっている彼らは、レトルト商品を他の食材やパウダーと混ぜてアレンジしたり、既存のレシピに一手間を加える形で手間を欠けずに自分の創造的な料理を楽しんでいる。レトルト食品を味のベースを担保してくれる使い勝手の良い調味料と捉え、手間を省きながら毎日の食卓を楽しんでいるのだ。彼らが既存の食事に加えているアレンジに着目することで、企業が出す既成品を半完成品として捉え手を加えて楽しめるようにする仕組みを考察することができるのではないだろうか。
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SEEDERアナリストのコメント
◎生活者が手を加えて楽しむことができる余白を残し、完成品を半完成品としてアレンジできるような形で発信する商品開発とは?
メーカーが一方的に商品を展開するのではなく、生活者が自由に組み合わせて楽しめるように要素に分けたキットのように販売したり、考案した組み合わせを発表し合えるコミュニティを運営するなど、生活者とのインタラクションの媒体として商品を捉え直すことで、顧客との新たな繋がり方をつくることができるのではないだろうか。