リメイク族
「壊れたから直す」のではなく、
「自分だけのデザインにするために直す」ことを好む生活者たち
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概要:リメイク族とは?
壊れたものを長く使うために修理するのではなく、他の人が手に入れられない唯一無二のデザインにするために直すことを好む生活者たちを「リメイク族」と名付けた。世界的に広がる古着ブームの背景として、「人と被りづらい」点がZ世代に大きく支持されていると考えられる。Z世代は周りと違った個性的な商品を重視しており、単純なトレンドではなく、人とかぶることのないファッションで着飾ることを求めているのだろう。また、Z世代の消費実態は「どうせならサステナ」というもので、SDGsや社会的課題に配慮していることは、あくまで消費における判断軸の内の1つに過ぎないとされている(参考:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000182.000033586.html)。デザインの唯一無二性からリメイク品を選び取り、それが結果としてサステナブルであるという間接的・結果的にsocial goodな行動は、Z世代の消費価値観とも親和性が高いと考えられる。彼らについて調査することで、これからのファッション、social goodの未来について洞察を得られるだろう。
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SEEDERアナリストのコメント
今回は修理のためではなく、自分だけのデザインのために直す「リメイク族」について調査しました。social goodに対する関心は高くも行動は慎重なZ世代にとって、「誰とも被らない」というリメイク品ならではの魅力は、結果的にSDGsを達成する手法としても自然に馴染んでいくことでしょう。昨今では多くの企業がSDGsを意識した製品やサービスの展開に乗り出しています。生活者を置いていくことのない、地に足のついた方法で打ち出していくためにも、SDGsと接点を持つ義憤やインサイトを調査することは大きな意義があると考えます。