モチベアーカイバー
自分のモチベやエネルギーを保存・再生しようとするZ世代
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概要:モチベアーカイバーとは?
近年、あらゆる技術の発展によって、何かを知ることや行うことへのハードルが格段と下がった。さまざまな体験を気軽にできるようになり、その場でしか感じられない感情やバイブスをを大事にするようになっている。そのような価値観はZ世代を中心に顕著になっていると言えるだろう。その中で、新技術を知った・使ったといった事実ではなく、その体験で感じられる気分やモチベーションをより大事にしている人が増えた。写真や動画、日記をつけるといった記録・アーカイブの体験価値が高まっているのは、エモいといったような感情記録としての役割が考えられる。今後は、コントロールの難しい感情をいかに保存できるかを模索する人が増えるだろう。そこで、今回はそのようなZ世代をモチベアーカイバーと名付け調査した。実際に、脳波によって感情を可視化させたり、目に見えないオーラの可視化技術の開発も進んでいる。彼らはこのようにして得た感情記録を、写真を思い出す体験のように、自分で引き出し、その感情体験を再生することも求めるかもしれない。彼らを調査することによって、これからのメンタルヘルス問題への向き合い方やモチベーション・パフォーマンス管理に対する価値観について知ることができるだろう。
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SEEDERアナリストのコメント
今回の調査を通して、未来のモチベーションやパフォーマンス管理についての変化を示唆した。近年、技術の進化やAIの登場により、ヒト・モノ・情報へのアクセスは非常に容易になり、またオンラインとオフラインの拡張された世界での実体験をするハードルは格段に下がっていると感じています。その社会の中で、得ることや体験する予測が難しいに価値あるものと考え、今回は人間の偶発的で内発的な感情に着目しました。外部からの刺激をそのまま自分のエネルギー源にするのではなく、過去の自分がアーカイブしたエネルギーやモチベーションなどの感情記録を基にしたより自己完結型の管理手段を取る人が増えるかもしれないです。