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ポジティブブルーワーカー

ホワイトカラーの仕事から、充実感を求めて
ブルーカラーの仕事に転職する中国の若者

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概要:ポジティブブルーワーカーとは?

昨今、中国では午前9時から午後9時まで週6日働くことを指す「996」という言葉が話題になるなど、中国では労働者の過酷な労働環境が問題になっている。特に中国のテクノロジー業界においてはこういった動きが顕著になっている。こうした労働環境が問題になる中で、ホワイトカラーの仕事から、充実感を求めてブルーカラーの仕事に転職する若者が登場している。そこで、今回はそのような生活者をポジティブブルーワーカーと名付け調査した。これまでは、ホワイトカラーの仕事に就き、高い収入を得て肉体労働を避ける動きが多くの若者の中では当たり前であった。しかし、ポジティブブルーワーカーはホワイトカラーの仕事から、あえてブルーカラーの仕事に転職し、肉体労働をすることによって充実感を日々の労働から得ている。彼らを調査することによって、若者の労働に対する考え方や価値観、そしてこれからの労働のかたちについて考えるヒントになるだろう。

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SEEDERアナリストのコメント

佐々木 健眞 アナリスト

今回は、ホワイトカラーの仕事から、充実感を求めてブルーカラーの仕事に転職する若者をポジティブブルーワーカーと名付け調査しました。彼らは、高い給料や多くの人々が憧れる企業に就くことよりも日々の労働の充実感や精神的な満足度を優先してブルーカラーの仕事に就いています。現在、燃え尽き症候群の増加やメンタルヘルスに関する注目度の高まりなどから、ひたすらに働くのではなく精神的な面を優先する動きがあります。また、サブスクリプションや様々なコンテンツの登場で、大きな消費をする必要がない娯楽も増えているため、ストレスをためながら高い収入を得るよりも、無理のない範囲で働くことを優先する人もいるでしょう。そういった面からも若者の労働に対する価値観も今後変わってくるのではないでしょうか。

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