プライバシーシェアラ―
情報共有ツールを用いて、常に個人情報を他人とシェアする人たち
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概要:プライバシーシェアラ―とは?
近年、高校生などの若者を中心に、SNSを通じて位置情報の共有が活発になっている。互いにリアルタイムの位置情報を常に公開し合うことで、待ち合わせの時や合流したい時などに便利に利用でき、無駄なコミュニケーションを省略することに繋がっている。位置情報などの個人情報は、従来守るべき情報であったが、最近は若者を中心に個人情報に対する捉え方が変化している。実際には友人だけでなくカップルや匿名で、位置情報に加えてスケジュールや身体情報など幅広い種類の情報を共有している。彼らの特徴は、コミュニケーションの際に相手の都合を直接相手に聞くのではなく、共有情報を先に把握することでコミュニケーションを簡略化している点だ。共有カレンダーを開いて今相手がどこで何をしているか確認して連絡を取っている。自分よりも相手の働きかけを増やすことを手間だと捉えているのだ。
この様に、常に個人情報を共有する人たちをプライバシーシェアラーと名付けた。プライバシーシェアラーの調査から、コミュニケーションの変化や、タスク管理や自己管理からマネジメントの考え方について調べていく。
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SEEDERアナリストのコメント
本レポートでは若者が活用している位置情報共有アプリZenly(欧米ではSnapchat)の利用実態から、彼らが遊びに求めること、ひいては交友関係のあり方の変化に言及しています。コロナ禍で外に出る機会が減った今、このレポートに出てくる行動そのものは一部見かけられなくなっていますが、それでもオンラインによる常時接続が加速したことなどを受け、本レポートで洞察した「時間感覚起点の交友関係」はより強く今後も現れてくると考えられます。若者を集めたコミュニティ運営や関連するサービスの開発の際には、このレポートをご参考にいただけると開発のヒントが得られるのではないでしょうか。また、若者のリサーチに関してはSEEDATAが運営する若者リサーチ組織Zsにも知見が溜まっているため、そちらへのご相談もご検討ください。