フェリカー
様々な電子決済サービスを
日々の生活の中で活用する生活者達
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概要:フェリカーとは?
現金をメインに活用するのではなく、SuicaやPASMOなどの電子決済デバイスやPaymoやKyashなどの個人間送金アプリなどの金融サービスを多様に活用し、先進的な決済行動を行なっている人たちを「フェリカー」と定義した。彼らは、可能な限り現金を持たず、また、可能な限り決済機能をスマートフォンに一本化しようとする。こうした行動は、通貨という道具を用いることなくモノのやり取りを行うといった、より高度な生活を送ろうとする人間の進化を示しているのではないかと考えられる。彼らのような、先進的なお金の使い方、支払い行動をしているトライブをリサーチすることで、今後、人間の購買のあり方がどのようになっていくのかを見通すことが出来ると考えられる。そのことは、人間が通貨から開放された、次なる価値基準をもった世界の予兆を示すのかもしれない。
レポートで述べられている生活者の価値観は、決済サービスやお金のマネジメントサービスを開発・運営する事業者にとって新たなサービスを考える上で意味のあるものになっているだろう。
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SEEDERアナリストのコメント
電子決済が当たり前になることで、人々の価値観の中に起こる変化を捉えることができるのが、本レポートです。特に、お金が全て電子化していくと、ポイントに対する捉え方は変化することは非常にユニークな点でした。ポイントは第2の通貨になるという価値観は、近年のポイント投資や仮想通貨などにも通ずるものがあります。また、資産管理の方法も物理的な方法から電子的な方法に変化することで、自分のお財布を幾つにも分けて持つことができたり、家族などのコミュニティー内で共有することも容易になるでしょう。お金やポイントなどにまつわるサービスを開発する方に是非読んでいただきたいレポートです。