ネガティブウェルカマー
ネガティブなものを受け入れることに肯定する人
- KeyWords
-
- SNS
- コミュニケーション
- コミュニティ
- ストレスマネジメント
- メンタルウェルネス
- メンタルケア
- 健康
- 関連業界
-
- SNS
- 健康
- 国・地域
-
- 日本
- 欧米
概要:ネガティブウェルカマーとは?
ストレス社会と言われる現代において近年、メンタルヘルスという言葉をよく聞くようになった。また、SNSの普及でいいね!というコミュニケーションの方法で共感することが日常化した。以前は個人個人が辛さは美徳として抑え込むという方法を取る人が多かった。そんな中、その健康問題がコロナによって露呈し、組織単位のみならず個人単位での意識が変化してきた。推し活の世界では人間のネガティブな面を表す闇キャラを推す人が現れたり、自分のネガティブさが共感されるコミュニティが出てきたり、またポジティブさではなくポジティブを含みながらもネガティブな面も肯定し、ありのままを表現するSNSも人気になっている。今回はこのようにネガティブ要素を取り入れることをむしろチャンスだと考えている人を「ネガティブウェルカマー」と名づけ調査した。ポジティブでいたいという気持ちを持ちながらもネガティブの存在を肯定し自分の可能性を広げる部分として捉えている。彼らを調査することで、今後、この人々の負の感情に対する新しい考え方によって、人々の行動やコミュニケーションの仕方に対するアイデアが得られるだろう。
質問・相談する お問い合わせ
SEEDERアナリストのコメント
今回は今後社会問題として重視されるメンタルヘルス問題の観点から予想されるトライブについて作成した。ネガティブは不満を意味するから邪魔なものとして排除していきたいという価値観ではなくネガティブは不満を意味するからこそ、考えてみる価値のある新しいアイデアのタネとして、または昇華要素として取り入れていこうとするポジティブな価値観をもつ消費者について、私はこれをネガティブウェルカマーと名付けた。気分転換ならぬネガティブからポジティブの転換によって、元気ややる気を得て自分の可能性に期待できる人が増えてくるのだろう。