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ニクセン・ラバー

心の余白を生むために
何もしないこと(ニクセン)を肯定する人

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概要:ニクセン・ラバーとは?

中国の996問題(朝9時から夜9時まで、週6日働くこと)や韓国を始めとした受験戦争など、各国で競争や激務であることが当たり前のようになっている。そのような社会では、完璧であることや激務でも頑張り続けることが当たり前で、賞賛されている。しかし、その一方でこういった精神の影響からか中国やアメリカでは、燃え尽き症候群になる人が増加している。そんな中、何もしないことや目的のない行動を肯定し、普段の自分から一旦離れることで心の余白を生もうとする生活者が登場している。そこで、今回はそのような生活者をニクセンラバーと名付け調査した。これまでは、何か意味のあることをしなければならないという考えや完璧であることがいいことであるという考え方があったが、ニクセンラバーは何もしないことを肯定し、普段の自分から離れることで心の安定を守ることができると考えている。彼らを調査することによって、これからの若い世代のメンタルヘルスに対する考え方やこれからのライフスタイルの中で重要とされる価値観について知ることができるだろう。

 

 

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SEEDERアナリストのコメント

SEEDER

今回は心の余白を生むため何もしないことを肯定するニクセンラバーを調査しました。近年社会的にもメンタルヘルスへの注目度は増していると思います。そういった中で、ニクセンラバーは、あえて何もしない時間を過ごし、それを肯定することによって、心身の健康を守ろうとしています。メンタルヘルスへの注目度の高まりから、「何もしないこと」が今後ますます注目されていくかもしれません。そして、こうした考え方が広まっていくことで、休憩・休日の過ごし方やライフスタイルへに対する考え方が変化していくかもしれません。

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