日本国内外の先端事例や生活者トレンドをSEEDATA独自の視点で分析し、ブログ形式で配信しています。News

ディフェンシブ・タトゥー

自分の意思を発信したり、緊急時の自己防衛としてタトゥーを取り入れることで安心感を得ている生活者たち

KeyWords
  • 自衛
関連業界
  • ヘルスケア
  • 化粧品
国・地域
  • 東南アジア
  • 欧米

概要:「ディフェンシブ・タトゥー」とは?

日本におけるタトゥーとは、一般的には印象の良くないものとして取り扱われてきた。しかし世界的に見ればタトゥー文化は比較的寛容な国が多いのも事実である。デザインを競う大会が開催される国もあり、国によってタトゥーに対する意識や評価は様々である。しかし近年では、タトゥーをファッションやデザイン性という意味合いだけでなく、自分の考えや立場を表明するものとして扱う生活者が様々な国で現れ始めている。このような生活者のことを「ディフェンシブ・タトゥー」と名付けた。彼/彼女らは、自分の社会的立場に対する憤りを開示するためにタトゥーを用いたり、自衛の手段としてタトゥーを用いているのである。国や人によっては受け入れられなかったタトゥー文化を独自の意味を持って活用している彼ら「ディフェンシブ・タトゥー」を調査することで、外見を通してどういった自己表現が可能になっていくのかを洞察することができるのではないか。

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SEEDERアナリストのコメント

佐々木 健眞 アナリスト

自分の身体だからこそ、誰にも侵害されることのない権利としてタトゥーを入れることで、事例に挙げたような自衛や自己啓発のメッセージとして活用しているのです。こうした事例を参考にすると、例えば化粧品業界においても、より美しくなることを求めるのではなく、自分の考えを意思表示できるような商品開発の示唆が得られるのではないでしょうか。こうした事例を参考にすると、例えば化粧品業界においても、より美しくなることを求めるのではなく、自分の考えを意思表示できるような商品開発の示唆が得られるのではないでしょうか。

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