セルフロールモデリスト
AIをロールモデルとする美容への価値観を持つα世代
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概要:セルフロールモデリストとは?
昨今、推し活がリアルな領域だけでなく、2次元の領域にも拡大し、理想像を実在しない存在から見出す人が増えた。また、ChatGPTや生成AI技術などの社会の急速な変化が見られる中、AIネイティブと呼ばれるα世代は、オンライン上の膨大な情報量と技術の進歩の中で生まれたため、変化により柔軟に対応でき、その変化でもゆとりを感じることができる傾向のある世代である。このようなバーチャルな推し活をするAIネイティブのα世代の登場をきっかけに、リアルな人物ではなく、AIをロールモデルに置き、リアルではない状態をゴールにするα世代を「セルフロールモデリスト」と名づけ、調査した。彼らは、人間を超えた無機質さや自分の潜在性を発掘し、いつまでもアップデートし続けられることに価値を見出すだろう。彼らを調査することで、AIネイティブの彼らの対話するようなバーチャル世界との密接な関わり方、見た目や美容だけでなく将来まで見据えた健康を両立させる方法の模索に対する新しい消費行動が見えてくるかもしれない。
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SEEDERアナリストのコメント
今回は、AIを自身の美のゴールにするα世代を「セルフロールモデリスト」として調査しました。α世代は、従来の世代よりも社会問題を自分ごととして見据えたり、将来に対する洞察力に長けている傾向のある世代です。そのようなα世代は、未来のイメージを物事の判断基準に置く傾向もあると考え、今回のような美容の領域で未来の自分をAI化する価値観について示唆しました。デジタルネイティブでありAIネイティブでもあるα世代は、ネット上に自分の理想化AIを共有し、比較することで、より自分のゴールを満足のいく像にしていくというオンライン行動も現れていくかもしれないです。