シンパシー・シーカー
孤独解消するために、
自分と同じ考えを持つ人を求める人たち
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概要:シンパシーシーカーとは?
今世界では新型コロナウイルス感染症と同時に、“孤独”が蔓延している。孤独は心臓病や脳卒中、認知症の発生率を高め、うつ病や不安症の原因になるという。今までは、当たり前に人と出会い、会話をしていた。しかし、コロナ禍によって人と気軽に会うことが難しい状態を世界中の人が経験した今、人と会って話をする、声を聞くということが“孤独”の解消につながることに注目されている。そんな中、人の声を録音して掲示板や、電話ボックスを利用して聞ける場所、初対面でも人と会話できるカフェやスーパーマーケットがある。今回はそれらを利用して、共感を得ている、求めている人たちを「シンパシーシーカー」と名付け調査した。彼らは、そこを訪れることで応援や励ましのメッセージを聞いたり、話をすることで癒しを得ている。彼らを調査することで、これからのメンタルヘルスケアのあり方や、カフェやスーパーの事業展開のアイデアなどが得られるだろう。
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SEEDERアナリストのコメント
これまでは縁側や商店街など、地域の人と自然と会話が生まれる場所がありましたが、現代の日本ではセルフレジや配膳ロボットの導入、都市開発などによって利便性や機能性が重視され、人と関わる場所が現象しているように思われます。そんな中、特に若者たちは「こんな相談したら面倒がられるのではないか」、「相談してもどうせわかってもらえない」このように考えて、孤独に悩まされている場合が多いと考えられます。メンタルサポート専用の窓口ではなく、今後は縁側のように自然とふとした時に立ち寄り、人との繋がりを感じられる場が求められていくのではないでしょうか。