コピペシューマー
情報検索スキルを磨き、本物そっくりな商品や
自分の理想像に限りなく近づける商品を入手する生活者
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概要:コピペシューマーとは?
若者を中心に、SNSによる効率的な情報収集は日々の生活で当たり前のものになっている。ファッションや消費財をはじめ、ライフスタイルのtipsなど、自身の価値観にあうものを取捨選択できることがもはや必須スキルのようになっているとも言えるだろう。しかし一方で、情報が必要以上に溢れるようになっていることから、自分のライフスタイルに必要なものを取り入れることが難しくなっているという側面もある。そのような中、より情報検索のスキルを高め、なおかつ自分の価値観ではなく他人のセンスをそのままトレースすることで、購買行動の失敗や情報の峻別の手間を減らす「コピペシューマー」というトライブが登場している。彼らは自分のセンスを磨くことを重視せず、他人のセンスをそのまま自分にコピーすることで自分の理想を手軽に手に入れることを重視するのだ。そのために、金銭的に手が届かないようなハイブランド商品などもそのまま無理をして買うのではなく、見た目には類似している、かつ安価な商品を自分の情報検索スキルを磨き、見つけてくることで代替している。彼らを調査することで、生活者がどのような情報を求めるようになるのか、手に取りたくなるような商品とはどのようなものか、その示唆が得られるのではないだろうか。
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SEEDERアナリストのコメント
今回は若者、特にZ世代を想定したトライブ「コピペシューマー」の記事をまとめました。一見すると。これまでの消費行動も良いと思ったものをそのまま購入する、という類似した行動があったように思われます。しかしこのトライブの特徴は、商品の模倣ではなく、センスの模倣を重視し、なおかつその情報にアクセスできるだけの高度な検索性を自身が備えていることに喜びを見出しているという点です。このような行動は今後Z世代を中心に広がっていくものと思われます。